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婚活作法

2016/02/09

若い年代ほど現実的

結婚のご相談に来る方の年齢は、20代~80代ととても幅広く、初婚から再婚・再々婚と


様々なので、相談内容も変わるのですが、特に初婚の方は年代により、結婚に対する


考え方が大きく違ってきます。


 


晩婚とは言え、結婚適齢期は男女ともに20代なので、この年代が一番真剣に結婚を考えています。


結婚相手に求めているものは?と聞くと、男性はお互いを理解し合えて、協力して家庭を築いていける人


女性は真面目でちゃんと仕事をしている人と、実に現実的な答えが返ってきます。


 


これが30代になると、一緒にいて楽で癒される人、自分の事を理解してくれる人だったり、趣味が合う人


男女ともほぼ同じ答えですが、自分中心な考え方に変わって行き、40代以上になると、男性は若くて容姿端麗で


気配りが出来て優しい人、女性は年齢が近くて、収入が安定していてセンスが良く、リードしてくれる人となり、


非現実的な理想を語ります。


 


これを聞いていると、本当に結婚する気があるのかしら?と、ため息をつきたくなりますが、40代まで結婚から


遠ざかっている人の多くは、過去に恋愛経験が無いかとても少なかったので、結婚と言うより恋愛がしたい様


なのです。


恋愛感情を持てる相手と思うから理想も高くなり、逆に20代で結婚を考えている人は、結婚を考えられる人と


恋愛したいと思っているから現実的になるのでしょうね。


 


ご相談に来る方も会員の方も共通点は、真面目さです。


恋愛も結婚も真面目に考え過ぎるあまり、勇気が出せなかったり、もう一歩踏み込めなかったりして、チャンスを


逃しています。


そして自己アピールが苦手で、相手を信用しない用心深さがあるので、恋愛に発展するのは難しいのです。


 


恋愛相談も数多く寄せられます。


40代女性が一回り以上も年下男性から「君と居ると癒されるし、安心できるからずっと一緒にいたい」と言われて


彼との結婚を夢見ていたら、アルバイトを転々と変えているので不安になったり、20代の男性が派遣社員で来た


女性に一目惚れして何度か飲みに行ったら、女性は2回離婚していて、子供は実家の親が育てていると聞いて


悩んでいたり、社内で一番素敵な男性をずっと気になっていたけど、彼は結婚したので諦めていたら、最近よく


食事に誘われるので、嬉しいけど続けていても良いのかとか、誰が聞いても良かったね~とは言える話では無いのに


本人たちは「恋愛」と思っています。


必ずしも、恋愛は幸せとは言えない事も多いのです。


 


良い悪と言ったところで、本人には分かるものではないので、「その人を親に紹介できるの?」と聞いてみると黙りこんで


しまいます。


親に紹介できる人と、恋も結婚もして欲しいものです。


 


 


平成27年4月2日        長野市民新聞掲載


 


 


078


 


 

2016/02/03

妻の判断を優先して

出会いの春と言われる様に、陽気が春めいてくるとご相談が多くなります。


女性の結婚で常に考えさせられるのは、結婚後の同居問題です。


誰が考えても、同居家族が無い方が良いに決まっていますが、そうは言っていられませんので悩むのです。


 


私が夫の両親と同居を決めたのは、22年前です。


長男の夫と結婚するとき、当然同居になるだろうと思っていたら、夫の両親から意外な事を言われました。


「最初は県営住宅でも借りて、経済観念を学こと」


「ラッキー!」と、この時は思いましたが、なかなか独身の時の様に、好き勝手にお金を使うことは出来ないし、


子供が産まれ、私が会社を辞めてからは、家計簿をつけて毎月夫の給料日を心待ちにする日々でした。


毎日、新聞広告をチェックして、紙おむつや日用品を買出しに行ったものです。


 


しかし二人目を出産した頃から、車はセダンよりワンボックスが欲しいと思い、狭い県営住宅も嫌になり始めました。


さらに、上の子が幼稚園に行く様になったら、一軒家から送り迎えしたいと言う思いが強くなり、夫に同居の


相談をしました。


「覚悟を出来ているの?いったん同居したら出るのは難しいよ」と釘を刺されましたが、結婚して4年の間に単身赴任で


管理職の義父は仕事一筋、家事を完璧にこなす義母を見てきたので、尊敬の念もありましたし「子供は親が育てる


もの」と、夫の両親の子供たちへの接し方から、同居を決めました。


 


私たち夫婦からお願いして、2世帯住宅に建て替えての同居でしたが、夫の両親に最初に言われたことは、


「家庭は一番小さな社会だから、家族と言ってもだらしない生活は許しません。年長者を敬う気持ちと礼儀は


きちんとしなさい」


あれから22年、子供たちが社会人になって改めて思ったのは、子供たちが仕事に責任を持って働き、上司や同僚と


上手くやっているのは、同居のお陰だと思うのです。


 


礼儀や躾は口で教えるよりも、私たち夫婦の義父や義母への接し方や話し方から学んだものです。


家族は小さな社会 と言われた意味が分かりました。


でも、決して厳しいばかりでなく、冬至にはお風呂に柚子が浮かんでいたり、いつも食事は別なのに、春には竹の子


といった様に、四季折々の旬な食材で、義母が手料理をご馳走してくれます。


これも私の感性にはないことでしたので、有難いと思っていました。


 


まるで同居の勧めみたいになってしまいましたが、もちろん面倒な事や嫌な事だってあります。


ただ同居すると人との考え方や価値観が合えば、メリットも沢山あると思うのです。


しかし同居するに当たり一番大事な事は、同居の判断は妻が妻が決めると言う事です。


男性は自分の親だから、同居するのは簡単だと考えていたり、家があるのに賃貸料を払うのは勿体無いといいますが


同居が原因で離婚する事になったとしたら、お金には代えられない問題です。


 


女性が同居に悩んだら「一番大事なのは君だから、君が決めていいんだよ」と言ってあげてください。


 


 


平成27年3月5日    長野市民新聞掲載


 


 


077


 


 

2016/01/30

良い嫁っぷりを報告

正月の楽しみと言えば、事務所に届く年賀状です。


年々年賀状を書く人が減っていると言われていますが、結婚や出産や新築といった、人生の節目を迎えた


喜びは伝えたいものです。


その幸せな便りを、私は毎年楽しみに待っています。


 


赤ちゃん誕生に喜んだり、生後数ヶ月の頃に抱っこした赤ちゃんの成長に驚いたり、もう家を建てたの?と


感心したり、何年経っても「お陰様で幸せです」と書いてある年賀状は、私にとって一年の原動力になっています。


 


さらに新年早々、結婚式の写真と新婚旅行のお土産を持って、新婚夫婦が来てくれました。


その時、とても面白い話を聞きました。


年末に奥さんの実家にブリを持って行く様に父親に言われた彼は、なぜブリを持って行くのか不思議だし、ブリを


1本貰っても困るだろうと思い、父親に尋ねました。


「とても良い嫁っぷり」と言う意味で、大変良いお嫁さんをもらいましたと、感謝の気持ちを表していると知ると、魚屋で


一番立派なブリを注文し、奥さんの実家に届けたそうです。


奥さんのご両親は大変驚きましたが、彼から説明を聞いて、彼や彼の親御さんの気持ちに感動したそうです。


 


彼のお父さんが「サケでは意味が無い、ブリだぞ!」と念押ししたそうですが、なるほど、どんな高価なサケだとしても


気持ちが伝わらないのです。


そんな面白い話を幸せそうに話す新婚さんですが、彼女があんなに美味しいブリを食べたのは生まれて初めてで


したと言うと、そんなに喜んでもらえるなら、毎年届けますよと彼。


すると毎年食べられる様に、もっと良い嫁になりますな~んて言い合っているもんだから、美味しいブリは一切れも


食べていませんけど、「ご馳走様です」と言うしかありません。


 


しかし、今は幸せを感じている方々だって、そこに辿り着くまでは簡単な道のりではありませんでした。


悩んだり嫌になったりもしましたが、それがあったから幸せを案じられ、次の人生の目標ができるのです。


 


人生の節目がなく生きることが、いかにつまらない生き方が気付くのは、40歳を過ぎたあたりです。


高価な車や貴金属を買ったところですぐに飽きてしまい、そのうちに欲しい物もなくなってきます。


二人だから、家族がいるから次々に目標も出来るし、仕事をする原動力になります。


 


夫婦で目標を超えながら、気が付くと50代、そろそろ夫婦で楽しい時間を持とうなんて言う人生を、過ごすのが


良いと思いませんか?


それを教えてあげるのは、親御さんです。


今年も始まったばかりですので、目標も立てやすいはずです。


人生は節目が大切と言うことを、お子さんと話してみませんか。


 


 


平成27年2月5日     長野市民新聞掲載


 


 


076


 

2016/01/30

結婚への極意伝える

明けましておめでとうございます。


コラムも3年目となりますが、昨年は心温まる感想のお手紙をいただき、とても嬉しく励みになりました。


 


そして今年も、たくさんの年賀状が届きました。


昨年結婚された方々からは、結婚式や新婚旅行の写真、お子さんの誕生や成長を知らせてくれるものや


新居に引っ越したり、結婚して10年も経ったの?と思ったり様々ですが、どの年賀状にも「幸せです」の文字が


書かれていました。


 


私の願いは「幸せな結婚」です。


結婚して幸せを感じる人がもっともっと多くなれば、誰もが結婚したいと思うはずです。


親子だけで暮らした方が気楽だとか、結婚までのプロセスが面倒とか思っている人でも、そばに結婚して


幸せな人がたくさんいたら、羨ましいと思うはずです。


ただ簡単に結婚できないのが現状です。


 


離婚した方は、その時の感情だけで結婚した人が多く、簡単に結婚して簡単に別れています。


なかなか結婚出来ないのは、我侭な所為なのですが、結婚で苦労すると自然と我侭な考え方が変わって


行くので、夫婦仲良く暮らしているのです。


だから、婚活で苦労することも、幸せな結婚には必要だと思っていますので、悩んだりちょっと悲しい思いを


したときはチャンス!と思って励まし続けます。


 


悲しさを乗り越えると、人に対して優しさや思いやりを持てる様になり、人の見方が変わって行きます。


そうなると結婚相手も大幅に増えて、理想とはちょっと違っていたとしても「この人と結婚して良かったです」と


年賀状に幸せの文字が書いてあります。


幸せな結婚をした人は、人の幸せを願える人になります。


だから今年も結婚して幸せを感じてくれるカップルを、一組でも多く誕生させたいと思っています。


 


新しい年を迎え「今年こそ結婚!」を願っている会員の方々のお見合いを始め、毎月開催している


料理を通して出会うパーティー、昨年から松代地区社協さんと開催している「親同士のお見合い」は、今年は


子供同士のお見合いも始まります。


いずれにしても、次に繋げるサポートが大事ですので、粘り強く世話を焼きたいと思っています。


そして、今年もコラムやブログや講演会を通して、結婚して家族を持つことの大切さと、結婚出来る極意を


伝えて行こうと思っています。


 


さて、今年はどんな出会いがあるのか楽しみですが、1年はあっと言う間に過ぎてしまいますので、一日一日を


大事にして行きたいと思います。


 


今年も宜しくお願い致します。


 


 


平成27年1月8日     長野市民新聞掲載


 


 


075


 


 

2016/01/29

将来に危機感もって

師走に入り、何かと気忙しい毎日ですが、1年を振り返ってみると、今年は昨年よりも会員さん同士の


成婚が多かったことが、何よりうれしい結果です。


他にも1月と4月に長野市結婚支援の一環として、8月からは松代地区社協さん主催で、それぞれ


企画から参加して「親同士のお見合い」を開催しましたが、すでに2組が結婚したと言う喜びの報告が


ありました。


毎月開催している、料理のパーティーでも、数組が結婚しています。


 


今年もお陰様で、多くの方の幸せな結婚を繋ぐお手伝いができました。


さらに今年は、講演会のご依頼もいただき、より多くの方々から、結婚の悩みをお聞きする機会がありました。


そこで分かったことは、婚活しない男性と、結婚する気のない女性が恐ろしく多く存在していることです。


 


少子化対策として、国も婚活に予算を投入して、各地で様々な婚活イベントを開き、応援しています。


それなのに、多くの男女が結婚したいと思わないのですから驚きでした。


深刻に悩む親御さんと一緒に、どうやったて結婚に向かわせれば良いのかと思い悩んだ1年でした。


 


しかし、多くの親御さんと話す中から、子離れができない親御さんがとても多いことと、親も子も今の結婚


事情を知らないから、その内に何とかなると思っていたり、ご近所でも結婚しないのは珍しくないので、


とても気楽に考えていることを知り、原因の一つは親御さんにあると思いました。


さらに日々の相談から、結婚と親の老後の面倒を見ることをセットで考えている子供が多いのは、まさに


晩婚化の影響です。


 


結婚するしないは個人の自由ですが、老後を支える人がいなくなる現実があります。


自分の将来がいかに厳しくなるのか、まるで危機感を持っていないのにも驚きます。


20年後には、一人暮らしの老人がとても多くなると想像すると、これも困った問題になるのでしょうね。


だから、何事も他人事と思わないで、もっと周囲の人が世話を焼いても良いと思います。


 


私は来年も、もっともっと世話焼きになるつもりです。


一人でも多くの方から結婚してよかったと言って貰える様に、また親御さんと一緒に悩んで行きたいと思います。


 


今年は色々と経験させて頂く事が多く、大変勉強になる1年でした。


機会を与えてくださった事に感謝いたします。


 


コラムを読んで頂いて、ありがとうございました。


来年も宜しくお願いいたします。


良いお年をお迎えください。


 


 


平成26年12月4日     長野市民新聞掲載


 


 


074


 

2016/01/27

結婚観の間違い指摘

毎月、最後の日曜日に「KonCook(婚クック)パーティー」を開催しています。


男女で協力して料理を作るパーティーですが、月毎に年齢を変えて開催しています。


このパーティーには、会員の方よりも一般の方々が多く参加されます。


このときは35歳以上の男女で開催しましたので、30代後半から40代後半の男女が参加しました。


 


毎回、一般参加の方々一人一人に、どんな人を結婚相手に探しているのか聞くのですが、この日


参加した女性全てが「私を引っ張ってくれて、尊敬できる人」と答えました。


これには流石に驚いてしまいました。


 


だって20代の社会人1~2年目の女性が言うのであれば納得できますが、皆さんは社会に出て


20年近くなるベテランで、年齢的にも中年と言われるポジションです。


いったいどんな人がリーダーシップが取れて尊敬できる人なのか、彼女たちに質問してみました。


 


「安部総理大臣は尊敬できる?」


すると誰も尊敬できると言いません。


「トヨタ・ソフトバンク・ユニクロの社長たちは?」


ちょっと極端な例えになりましたが、要するに彼女たちからすると、リーダーシップがあり、尊敬できる


対象はこの様な人を指すのであって、彼女たちの結婚相手ではないことを分かって欲しかったのです。


 


では、彼女たちはどんな人を探せば良いかと言うと、そもそもこの年齢まで結婚しなかったのは、あまり


人の言う事には耳を貸さなかったり、多分親の言うことも素直に聞かなかったと思われるので、男性に


リードされる性格ではないのです。


逆に男性にリードされると、反発するはずです。


その辺を聞いてみると、皆さん深くうなずきました。


 


だから、彼女たちが求めているような男性は、彼女たちを選ばないと言うことですし、性格的にも合わないのです。


本当はリードさせてくれる人が、一緒に居て一番彼女たちが心地よいと感じるはずですが、今までその様な男性


には目も向けていないのです。


さらに、皆仕事を頑張っているのですから、家では安らぎを求めています。


しかし彼女たちは男性に、家でも仕事の時の様に頑張っている姿で居て欲しいと望むのですから、結婚の考え方


から間違っているのです。


 


せっかく婚活しているのに、間違えた結婚観で自分とは合わない相手探しをしていては、出会いは訪れません。


婚活初歩の段階でのアドバイスなのですが、彼女たちの年齢でもまだ、現実離れした結婚生活を夢みている女性


がたくさん居るのかと思うと、結婚とは精神的にも成長することなのだと、改めて思いました。


KonCookパーティーから結婚するカップルが多数誕生しているのですが、この時のパーティー結果は、珍しく男女


ともに気が合った人は居なかった様で、マッチングは1組と大変少ない結果となりました。


 


そこには、出会いの場に参加するとき、一番大事なものを持って来なかった所為にあります。


どんな出会いでも、相手に対する感じの良さを持って来なくてはダメなのです。


聞くまでも無く、「今日はろくな男性はいなかった」と、女性たちの顔には書いてありました。


自分も選ばれなかったけど、男性にも選ばれていなかった事を知らなければ、何時まで経っても婚活は卒業できません。


 


しかし彼女たちの数名から、「アドバイスを聞いて、次の出会いから気持ちも新たに頑張ります」と書いてあるアンケート


を見て少しホッとしました。


 


 


平成26年11月6日     長野市民新聞掲載


 


 


073

2016/01/27

良い所見つける目を

結婚できる人と、できない人の違いは何だと思いますか?


 


結婚できない一番の原因は、こだわりを持ち過ぎることです。


結婚相手にこだわりを持つようになるのは、20代後半からです。


それも年を増す毎にこだわりも増えてくるから厄介です。


人生の選択肢がだんだん減ってくるから、相手に求めることも増えてきたり、自由気ままな年月が長くなると


譲れないことが多くなってくるからです。


 


もちろん、こだわりを持つことは決して悪いことではありませんし、何かしらこだわりを持って生きている人の


方が魅力的です。


しかし、そのこだわりとは自分に対するものなので、自分自身で努力したり頑張っているからこそ素敵に思え


るのです。


しかし結婚へのこだわりとなると話が違います。


 


これは男女共通するのですが、年齢・学歴・職業はもちろんのこと、ありとあらゆることに自分なりのこだわりを


持っていて、どんな人と出会っても自分の物差しで相手を計っています。


「年収や学歴は良いけど、背が低いからダメ」「年齢も近いし同居が無いから良いのだけれど、血液型がダメ」


から始まり「遅刻して来たから許せない」「メールの返事が遅いから、その気がないのだろう」こんな感じです。


自分のことは驚くほど高い棚に上げて、人の評判は恐ろしく厳しいのですがら、納得できる相手なんて現れない


し、相手だって常に評価されているみたいで良い感じは受けませんので、結婚できる訳がありません。


 


さらに、最近の男性は特にこだわりが多いと思うことがあります。


例えば、女性が料理を作ってくれた時、肉を切った手で冷蔵庫を開けた瞬間、すっかり気持ちが冷めてしまったと


言います。


でも彼がトイレを使った後は、便座が上がったままだったりするのです。


ドライブ中に、車の中の物を勝手に触るし、元に戻さないと不満を言う男性。


でも彼の洋服のセンスはとても悪いのです。


ですが相手に対しては、自分の物差しで大変細かいチェックをしています。


確かに一緒に生活する事を考えたら、許せないぐらいのこだわりかも知れませんが、それでは誰かと生活する


なんて無理な話です。


 


一見、真剣に結婚を考えている様に見えますが、そんなこだわりは結婚とは殆ど関係ないのです。


結婚してみると、自分が譲れないと思っていたことも、嘘の様になくなってしまうものなのです。


それは我慢したり諦めたりするのではなく、夫婦仲良く暮らしたいから、お互いに譲り合うようになるのです。


要するに、自分より相手の気持ちの方が大事に思える様になると、何て小さい事にこだわって居たのだろうと


気が付きます。


 


結婚できる人は、『相手に気にって貰えるだろうか?』から始まり、多少の遅刻も連絡不足も大目に見られる


心の広さから、居心地の良い安心感を持たれます。


 


結婚する為には、先ずは自分を高い棚から下ろして物差しを捨てて、相手の良い所を見つけられる目を持って


ください。


うれしいご縁に出会いえますよ。


 


 


平成26年10月2日     長野市民新聞掲載


 


 


072


 

2016/01/26

親元から旅立ち生活

最近の女性は「親の面倒をみたいから、近くの方を希望します」と言います。


特に30代半ばを過ぎた多くの女性が言うのですが、理由を聞いてみると、親の面倒を見る姉妹がいない


とか、親が高齢になり老後が心配とか、中には親がそばにいると何かと安心で便利と言う女性もいます。


晩婚化で親の老後も心配しなくては結婚できなくなっています。


 


親御さんのご相談でも、娘さんは近くに嫁いでもらい、娘さんに老後の面倒を見て欲しいと願う親御さん


ばかりです。


いつから親はこんなに弱くなってしまったのでしょうか?


我侭になったのは、子供たちより親の方かも知れません。


 


確かに、娘が40歳近くまで実家にいると、親も高齢になっているので安心で心強いと思いますが、親子して


自分の家中心に結婚を考えていても、果たしてそれを受け入れてくれる男性はいると思いますか?


35歳を過ぎると結婚率は3%で、40歳を過ぎてしまうと1%ほどになってしまいます。


30代半ばを過ぎてただでさえ結婚が難しいのに、年が近くて安定した職業で、学歴や外見にもこだわり、なお


かつ家が近く自分の親の面倒を見てくれる相手となると、困難極まりないことなのですが、本人や親御さんに


してみると、当たり前の様にそんな条件を並べます。


 


結婚しても妻が実家に入り浸りで夫婦仲が悪くなったり、夫の親兄弟とは疎遠にしているなどが離婚原因の上位


にランクしています。


実家離れできないと、離婚率は高いのです。


 


昔の親が、嫁に行ったら娘をあまり実家に来させなかったのは、要するにそれが夫婦円満の秘訣だったからかも


知れません。


何があっても親に泣き付けないから、夫婦で話し合ったり努力したり、我慢することも沢山あったでしょうね。


でも結婚して夫といる時間よりも、実家に居る方が長かったら、夫婦仲良くと言う訳にはいきません。


さらに、夫の親には滅多に会おうとしないことも、離婚原因に大きな影響をもたらしています。


 


少し前までは、長男だから自分の親の面倒を、夫婦してみるのが当たり前と思っている男性に「結婚したら親が


増えると考えること、そして自分の親を大事にして欲しいなら、まずは女性の親を大事にすること」と、言い続けて


来ました。


男性の親御さんも、長男と言うだけで敬遠されてしまうので、同居はしなくてもよいと、親御さんも意識を変えて


きたのですが、今や以前男性に言っていた言葉を女性ばかりに言い、親御さんにも考え方を変えないと結婚して


も上手く行きませんよと話しています。


 


子供を守る親から、いつしか子供に守られる親になるのは自然の流れですが、「私の老後はあなたが見てね」と、


子供にお願いする親になってしまうのは、悲しいです。


今よりも子供たちの方が遥かに厳しい老後になるのですから、娘の老後を心配して欲しいものです。


その為には、結婚して夫婦仲良くしてもらう様に親が協力しなくてはいけません。


 


結婚とは親元から旅立つことです。


実家離れできないと結婚も難しいですし、結婚しても夫婦円満になるのも難しいのです。


娘さんのためにも、もっと強い親でいることが幸せな結婚につながります。


 


 


平成26年9月4日     長野市民新聞掲載


 


 


071


 

2016/01/25

学歴や年収 関係ない

お見合いしてから3週間で結婚を決めた二人がいます。


珍しいことではありませんが、両家の親御さんの気持ちに感心しました。


 


男性は48歳で、国立大学を卒業した超エリート。


年収は1千万で庭付きのマンションを購入し、休日は外国人の観光案内をボランティアで


しています。


年齢を除くと結婚相手には申し分のない条件です。


 


彼は自然な出会いを求めていた様ですが、45歳になった頃からは、大手結婚相談所に入会して


婚活していました。


ある日、彼のお父様がご相談に来て、結婚相談所に入っているから心配するなと言っていたのに、


2年経っても全く結婚する風がないからと、彼の承諾を得てお父様が入会手続きをして、入会金も


支払いました。


 


彼は女性を年齢、学歴、容姿、婚歴では判断しない方なので、紹介してもどんな返事がくるのか


予想が付きません。


ある時、彼にそんな話をすると、「どちらかと言えば、紹介されたり申し込まれたりするよりも、自分が


興味を持てる人と会いたいと思っているので、時間を作ってプロフィールを見に来ます」と言うので、


それ以来、彼に紹介することは減っていました。


 


しかし、彼女が始めて相談に現れたとき、入会の説明と共に彼女に彼を推薦していました。


後日、彼女が入会の手続きに来たときも、彼と会う様に勧めました。


彼女は38歳でお父様は医師です。


とても明るくてスタイルの良い美しい品のある女性なのに「自分は頭が良くないし、なんの取り得のない


アラフォーです。私なんかと結婚してくれる人はいないのではないか」とまで言う、自分のことを全く分かって


いない大らかさが魅力で、結婚相手の条件は特にありません。


だから彼の様な優秀な方は私では釣り合いが取れませんと、彼女は断りました。


 


彼にも彼女を紹介しましたが、彼が入会している大手の相談所の人と会う予定があると、彼からも断られて


しまいました。


二人は合うと思っていたし、人に対する二人の接し方や考え方を見ても、とても釣り合うと感じていたので、


残念でしたが諦めたくない思いは残っていました。


 


その後、彼女は2名の方とお見合いして、自分と合う人とか自分が何を求めているとかが分かって来たと


言って、彼が優秀過ぎるからと言うだけで会わないのは間違っていたし、勧められたことにも理由があると


思ってくれて、彼と会ってみたいと言ってくれました。


丁度そのとき、彼からも交際までには至らなかったと連絡があったので、私の念願が叶い二人のお見合いが


きまりました。


 


予想通りに、二人とも会ったその日に結婚を意識したそうです。


彼と会う度に、楽しかった様子をメールしてくれる彼女と、彼女に会えたことへの感謝を絵文字を交えて


伝えてくれる彼のメールに、ガッツポーズをしていた私でした。


 


彼女のご両親は、彼の事を幸せそうな顔で話す娘を見てとても喜んでいました。


そんな気持ちにしてくれる彼に感謝していました。


学歴や収入なんて関係ない、娘を大事にしてくれる人が親御さんの望みでした。


40歳近くまで結婚しない娘に、親の責任を日々感じていましたので、娘と結婚してくれる人は大歓迎です。


 


彼のお父様が成婚料を支払いに来てくれましたので、「お父様がお支払いになるのですか?」と聞くと


私が入会させたので、私が払いますよ。結婚させることが親の役目だすからと、両家とも立派なご両親です。


彼が彼女の家に挨拶に行ったとき、仏壇に自分のプロフィールが置いてあり、とても恥ずかしかったそうですが、


彼の家の仏壇にも、彼女のプロフィールがあることを言い、大笑いになったそうです。


 


釣り合いとは、学歴や経歴ではなく、親御さんの考え方や育て方が合うことなのだと思います。


 


 


平成26年8月7日      長野市民新聞掲載


 


 


070


 

2016/01/24

親が息子に入れ知恵

「お母さん、彼はもう42歳なんだから、子ども扱いするのはいい加減やめませんか?」


 


先日ご入会された男性ですが、ご相談に来たのはお母さまです。


とにかく息子さんは仕事が忙しく、出張も多いのでなかなか本人が来れないと言うことですので、


本人の結婚の意思を確認してから、お母さまの手続きで入会しました。


 


すぐに女性から申し込みがたくさんあり、簡単にお見合いが決まりましたが、気になっていたのは


すべてお母さまが連絡してくることです。


親御さんの手続きで入会しても、申し込みの返事や特にお見合いの日程等は、本人と連絡


を取り合っています。


そのやり取りから、まだ会っていなくても人柄が見えてくるし、活動もスムーズに運びます。


 


本人が連絡して来ないケースは初めてなので、お母さまに本人と直接話をしたいと言うと、やはり


忙しいの一点張りです。


この時、私にはお母さまの後ろに隠れている子供の姿が浮かんで見えました。


ちゃんとお見合いできるのかしら?と心配になりましたが、もう42歳だし大卒で大手企業にお勤め


の方ですので大丈夫だろうと思っていました。


 


しかし、お見合いに現れた彼は、写真通りのさわやかな顔立ちなのですが、雰囲気が暗くて大人しい


と言うよりは、何だか覇気がなくて、とても頼りない感じでした。


お相手の女性が来ても椅子に座ったままでペコリと頭を下げただけでした。


その時、一瞬女性から笑顔が消えたのを見て、慌てて二人を紹介しながら何とか和やかな雰囲気に


持って行きました。


でも、女性との会話は緊張感もなくスムースでしたので、安心して二人でお茶して来るように送り出し


ました。


 


数日後お見合い結果を女性から聞かされてがっかりしました。


「二人になると男性から殆ど話をして来ないので、私から話を振りました。でも趣味の話題では、若い


頃は色々やったけど、お金がかかるから今は何もしないと言うし、休日の過ごし方を聞くと、仕事で


疲れているから家でのんびりとしていると言うし、さらに結婚しても別居はお金がかかると言うので、


何だか全く夢の無い話ばかりで、ちっとも楽しいと思えませんでした。それよりもっと酷いのが、結婚


しても家事は母親がやるので、女性には仕事を続けて欲しいと言うのです。


共働きは良いとしても、家事は二人で協力してと言うのなら分かりますが、なぜ家事はお母さん?と


疑問に思い聞いてみると、今は女性は結婚しても仕事を続けたいと思っているらしいから、家事は


しないだろうし、そう言った方が女性から好感が持たれると言う、お母さんからの入れ知恵なんです」


もちろん女性から良い返事が来るわけがありません。


 


この結果を聞き、もう一度彼女と会いたいと言って来た彼には、なぜ断られたのか伝え、結婚できる


男性になってもらう為の、愛のお説教をいたしました。


お母さまにもお見合いの様子をお話して、たとえ出会いがあったとしても、あのままでは結婚相手は


見つからないし、結婚したとしてもいきなり大人になれるとも思えないので、とにかくもう息子さんを


子ども扱いするのはやめるようにお願いしました。


 


40代の息子さんの世話を一生懸命している親御さんはとても多いのですが、親と同居していても


洗濯や掃除はもちろんのこと、食事も自分でやっている男性だっているのです。


地区の役員を引き受けて、忙しくしている男性だっています。


そんな彼らから感じることは、親に負担や迷惑を掛けないようにと言う親への感謝と愛情です。


そんな男性こそ、出会いが無かっただけなので、入会してもすぐに結婚が決まります。


 


いつまでも身の回りの世話を親にさせている男性は、責任感や頼りがいも感じないので、女性から


好かれることもないのです。


一生懸命に育てて自立させた子供を、また親元で子供に戻してしますから、大人になれない、結婚


できない子供になってしまうのです。


 


 


平成26年7月3日     長野市民新聞掲載


 


 


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